脂漏性皮膚炎とは
脂漏性皮膚炎は、皮脂の分泌が多い部位に発生する慢性的な炎症性皮膚疾患です。
皮膚量が多い

文字通り、脂漏(しろう)とは「脂が漏れる=脂が多い」ことを指します。
皮脂は通常は、私たちの皮膚を守るバリアの役割を担ってくれていますが、皮脂が過剰に分泌されると菌が異常繁殖してしまい、炎症を引き起こしてしまいます。
つまり先天的に皮脂を分泌しやすい人(テカリ肌と呼ばれる人)は脂漏性皮膚炎になる可能性が高いと言えます。※画像参照
脂漏性皮膚炎のできやすい部位

また脂漏性皮膚炎が発症しやすい部位としては、皮脂が分泌されやすい、頭皮(フケとして現れることが多い)、眉毛、鼻の脇や鼻の横の溝、耳の後ろや耳の中、胸の中央部、わきの下、鼠径部(足の付け根)などが挙げられます。※画像参照
日本人の発症割合
2007~2008年に全国の大学病院、病院、診療所計190施設において行われた皮膚科受診患者の割合調査では67,448件の回答データが集まり、皮膚病における上位20疾患が特定され、皮膚科受診患者の85.34%(57,560件)を占めていることが明らかになりました。
症例として名前が記載されているもので最も多いものはアトピー性皮膚炎で全体9.98%(6,731件)であり、脂漏性皮膚炎は3.28%(2,212件)と上位10番目に多い症例数となった。
脂漏性皮膚炎はアトピー性皮膚炎など他病状と判別することが難しく、判明するまでに時間を要する場合があります。

皮膚に赤みが出て、肌がカサカサする点がアトピー性皮膚炎と脂漏性皮膚炎の似ているところで、症状の度合いや発症箇所によっては医師も判別が難しいと言われています。

脂漏性皮膚炎に罹る原因

脂漏性皮膚炎はいくつかの原因が複雑に関与しています。最も大きな原因として考えられているのが、マラセチア菌です。
マラセチア菌とは、皮膚に常在する真菌の一種で皮脂を好み、皮脂中のトリグリセリドを分解して遊離脂肪酸を発生させます。
この遊離脂肪酸が皮膚を刺激し、炎症を引き起こすと考えられています。
マラセチア菌以外にも、ストレスや生活習慣、ホルモンバランスなど性別に起因する要因も含まれます。
脂漏性皮膚炎の症状

症状は、赤みを帯びた皮膚の上に黄色がかった油っぽいフケや鱗屑(りんせつ)が付着することです。
かゆみや灼熱感を伴うことが多く、症状が悪化すると皮膚が赤く腫れたり、ひび割れたりすることもあります。

私は昔、かゆみが酷くて夜眠れなかった時があります。
掻くのを我慢したいけど、それはかなり厳しいですよね、、、
体の成長から症状を知る
成人型
(大人の症状)

思春期
(中高生の症状)

乳児型
(赤ちゃんの症状)

脂漏性皮膚炎が完治しない理由
脂漏性皮膚炎を完全に「完治」させることは難しいというのが現状です。
脂漏性皮膚炎はマラセチア菌や皮脂分泌、免疫反応など複数の要因が関わる慢性的な皮膚疾患であり、一時的に症状が改善しても再発することが多いためです。

引っ越しや転職など、環境が変わるタイミングで再発してしまう人も多いらいしいから、症状が緩和しても油断しないことが重要です。
あなたが知りたい情報は?
よくある質問
Q. 脂漏性皮膚炎とはどんな病気ですか?
脂漏性皮膚炎は、皮脂の分泌が多い部位(頭皮、顔、胸など)に赤み、フケ、かゆみなどの症状が繰り返し現れる慢性の皮膚疾患です。マラセチア真菌が関与しているとされ、20〜40代の男性に多く見られます。
Q. 脂漏性皮膚炎は治りますか?
適切な治療とケアにより症状をコントロールすることは可能ですが、慢性疾患のため完治は難しいとされています。皮膚科での治療と日常的なケアの継続が重要です。
Q. 脂漏性皮膚炎の原因は何ですか?
マラセチア真菌の異常増殖、皮脂の過剰分泌、ストレス、睡眠不足、食生活の乱れなどが複合的に関与しています。遺伝的な要因も指摘されています。
Q. 脂漏性皮膚炎で皮膚科を受診すべきタイミングは?
フケやかゆみ、赤みが2週間以上続く場合、市販薬で改善しない場合、症状が広がっている場合は早めの皮膚科受診をお勧めします。
Q. 脂漏性皮膚炎と他の皮膚疾患の違いは?
アトピー性皮膚炎、乾癬、接触性皮膚炎などと症状が似ていますが、脂漏性皮膚炎は皮脂の多い部位に発症しやすく、脂っぽいフケが特徴です。正確な診断には皮膚科の受診が必要です。











実は脂漏性皮膚は皮脂が過剰分泌が原因だけど
頭皮は乾燥している状態です。