12,183人調査で見えた脂漏性皮膚炎のケア実態

調査概要

調査名脂漏性皮膚炎に関する生活者意識・行動調査
調査手法インターネットモニター調査(自己申告方式)
調査期間2025年11月15日〜2026年1月27日
報告日2026年1月28日
スクリーニング対象全国の20歳〜69歳の男女 12,183人
スクリーニング追加質問上記のうち、過去12か月に繰り返す皮膚症状を経験した5,527人
本調査対象上記のうち、医療機関で「脂漏性皮膚炎」と診断された経験がある565人
本調査内の分母関係565人中、自己判断ケア経験者453人(Q2)/ そのうちQ3回答者453人
調査実施株式会社DeCoA
調査主体ワイズ製薬株式会社

調査に関する重要な注記

  • 本調査はインターネットモニター調査であり、日本全体の人口構成を代表するものではありません
  • 「悪化」「症状」に関する回答は、すべて回答者本人の主観的な認識に基づく自己申告であり、医学的な診断・評価ではありません
  • 本調査は自己申告による実態調査であり、医学的因果関係を直接証明するものではありません
  • 情報源別の傾向比較は、各情報源に接触した回答者の傾向を集計したものであり、特定の情報源が悪化の原因であることを示すものではありません
  • 複数回答(MA)設問の数値は合算しても100%にはなりません

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報道目的であれば、出典明記のうえ自由にご利用いただけます。

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この調査で確認された主な傾向

80.2%
自己判断ケア経験あり
本調査565人中453人
91.6%
悪化経験あり※
ケア経験者453人中415人
86.5%
受診前に情報検索
本調査565人中489人
78.6%
SNSで調べた経験あり
本調査565人中444人
14.9%
皮膚科説明「不十分」
本調査565人中84人
20.3%
受診せず自己判断のまま
症状経験者5,527人中1,121人

※「悪化」は回答者本人の認識に基づく自己申告です。91.6%は本調査565人全体ではなく、自己判断ケア経験者453人を分母とした数値です。

1. 自己判断ケアの実態

本調査Q2 / 脂漏性皮膚炎診断済み565人ベース / 複数回答

ケア内容回答率
生活習慣を変えた(睡眠、ストレス、食事、運動など)28.1%
皮脂・油分を落とすことを優先したケア24.8%
市販の薬・治療薬を自己判断で使った24.4%
保湿を強めた24.1%
「菌対策」を目的にしたケア23.7%
食事・サプリなど体の内側からの対策23.0%
刺激の強いケアをした21.9%
洗浄を強めた20.7%
角質ケア・ピーリング20.5%
体験談・SNSの方法をそのまま真似した16.5%
自己判断でケアしていない19.8%

2. 自己判断ケア後の悪化経験

本調査Q3 / 自己判断ケア経験者453人ベース / 複数回答

※「悪化」は回答者本人の認識に基づく自己申告です。医学的な悪化判定ではありません。

悪化したと感じた症状回答率
かゆみが強くなった31.1%
フケ・皮むけが増えた30.5%
頭皮の症状が強くなった(抜け毛含む)28.3%
皮膚が乾燥してつっぱる感じが強くなった26.3%
赤みが強くなった / 範囲が広がった25.4%
できもの(ブツブツ)が増えた24.1%
においが気になった23.8%
皮脂っぽさ(ベタつき)が強くなった23.6%
ジュクジュクする / ただれる感じが出た23.2%
ヒリヒリ・しみる・痛みが出た22.7%
症状は悪化していない8.4%

3. 受診前の情報源

本調査での回答(スクリーニングQ5) / 脂漏性皮膚炎診断済み565人ベース / 複数回答

情報源利用率(人数)
検索エンジン(Google / Yahoo! など)37.9% (214人)
医師・病院の公式サイト31.0% (175人)
医療系情報サイト28.3% (160人)
まとめサイト24.2% (137人)
SNS(TikTok / Instagram / X)23.5% (133人)
YouTube23.2% (131人)
口コミサイト22.8% (129人)
家族・友人・知人20.9% (118人)
個人ブログ14.3% (81人)
特に調べない13.5% (76人)

4. 媒体別の悪化傾向

スクリーニングSCRQ5 × SCRQ10 / 症状経験者5,527人ベース

※悪化スコアは、各媒体を参考にした回答者の症状悪化傾向を数値化したものです。スコアが高いほど悪化を経験した割合が高いことを示します。特定の媒体が悪化の原因であることを示すものではありません。

参考にした媒体悪化スコア
個人ブログ237.2
SNS(TikTok / Instagram / X)203.8
YouTube179.4
口コミサイト168.0
ナビサイト・まとめサイト149.2
医師・病院の公式サイト140.0
医療系情報サイト137.9
家族・友人・知人131.5
検索エンジン(Google / Yahoo!)92.6

個人ブログ、SNS、YouTubeなど体験談ベースで共感しやすい媒体を参考にした人ほど、症状悪化の傾向が高い結果となりました。一方、検索エンジンや医療系情報サイトなど、比較的幅広い情報に接する媒体ではスコアが低い傾向が見られます。

媒体別 × 症状悪化の詳細(本調査 n=453)

自己判断ケア経験者453人ベース。数値は全体平均を1.00とした乖離率。1.00を超えるほど、その媒体を参考にした人の悪化傾向が全体平均より高いことを示します。

媒体かゆみ赤みフケベタつきヒリヒリ乾燥ただれできもの頭皮におい
個人ブログ1.001.051.121.441.170.991.271.211.301.31
SNS1.040.990.921.121.241.211.231.311.321.27
YouTube0.950.971.030.891.031.030.880.931.030.91
医療系情報サイト1.041.071.151.201.071.231.041.091.131.18
ナビ・まとめサイト1.021.191.050.831.011.011.091.010.950.86
医師・病院公式1.071.020.930.910.990.800.960.870.791.06
口コミサイト0.900.730.900.990.960.850.870.850.840.82
家族・友人・知人1.041.160.890.660.870.840.960.921.161.04

5. SNS情報を信じてケアした人の結果

スクリーニングSCRQ8 / SNSの情報を信じてケアした経験がある2,519人ベース / 単一回答

17.3%
改善した
437人
34.7%
変化なし
875人
11.3%
悪化した
284人
20.2%
分からない
508人

SNS情報を信じてケアした人のうち、「改善した」と回答したのは17.3%にとどまりました。「変化なし」34.7%、「悪化した」11.3%、「分からない」20.2%と、必ずしも適切なケアにつながっていない傾向が示されています。

なお、悪化したと回答した人の平均年齢は33.8歳で、全体平均(39.4歳)より若い傾向がありました。

6. SNS情報接触と自己判断ケアの関連

SNSで脂漏性皮膚炎について調べた経験がある人(444人)とない人(121人)の自己判断ケア率比較(本調査565人ベース)

※この比較は、各群の回答傾向の違いを示すものであり、SNS利用が自己判断ケアの原因であることを証明するものではありません。

ケア内容全体(565人)SNS非利用(121人)
洗浄を強めた20.7%3.3%-17.4pt
刺激の強いケア21.9%0.8%-21.1pt
菌対策ケア23.7%4.1%-19.6pt
角質ケア・ピーリング20.5%1.7%-18.8pt
保湿を強めた24.1%8.3%-15.8pt
SNSの方法を真似16.5%0.8%-15.7pt
皮脂・脱脂ケア24.8%11.6%-13.2pt
市販薬自己判断24.4%11.6%-12.8pt

7. 媒体別の信用率と信用理由

本調査Q4 / 脂漏性皮膚炎診断済み565人ベース / 複数回答

情報を信用した理由(全体)

理由回答率
症状や状況が自分と似ている体験談で、納得感があった21.1%
具体的で実践しやすく、説明がわかりやすかった19.8%
複数の情報源で同じ内容が書かれていた19.6%
医師・医療機関など専門家が発信/監修していた19.6%
多くの人が見ている/反応が多かった(いいね・コメント等)19.1%
内容に根拠(研究・データ・引用等)が示されていた18.2%
周囲(家族・友人・知人)から勧められた17.7%
その情報元に元々信頼があった17.2%
情報が最新そうだった17.2%
公的機関や学会など信頼できそうな組織の情報だった17.0%
広告・宣伝っぽさが少なく、中立に見えた16.5%
過去に同じ情報元で役に立った経験があった15.9%
調べた内容は信用しなかった18.1%

81.9%が「調べた内容を信用した」と回答しました。

媒体別 × 信用理由の詳細クロス集計

本調査Q4 × SCRQ5。各媒体を利用した回答者が、どのような理由で情報を信用したかを示します。太字は全体平均より10pt以上高い値。

媒体n専門家
発信
公的
機関
複数
一致
根拠
あり
体験談
類似
説明
明快
反応
多い
最新信頼
あり
過去
経験
周囲
推薦
中立
全体56519.617.019.618.221.119.819.117.217.215.917.716.5
個人ブログ8139.539.543.240.740.735.854.335.840.737.038.335.8
SNS13330.830.137.634.637.641.440.636.130.833.834.633.1
YouTube13132.830.537.434.435.132.141.235.129.834.429.832.8
検索エンジン21427.123.429.428.024.831.324.325.718.222.022.425.2
医師・病院公式17532.029.126.328.031.426.929.126.323.424.632.025.7
医療系情報サイト16034.430.030.035.632.528.836.933.127.529.428.826.3
口コミサイト12931.031.840.333.334.136.440.331.828.731.032.631.8

個人ブログ、SNS、YouTubeでは「反応が多い(いいね・コメント等)」が信用理由の上位に入っています。特に個人ブログでは54.3%と突出しており、閲覧数やコメント数などの反応量が信用の判断材料になっている傾向が顕著です。

8. 受診前の検索キーワード

本調査Q5 / 脂漏性皮膚炎診断済み565人ベース / 複数回答

キーワード検索率
かゆみ33.1%
脂漏性皮膚炎25.5%
シャンプー25.1%
フケ24.1%
皮膚科23.5%
頭皮23.4%
治し方 / 治療22.3%
赤み20.7%
原因20.0%
保湿18.4%
皮むけ17.5%
薬(ステロイド等)17.0%
顔(眉 / 小鼻など)15.0%

9. 検索した情報の理解度

本調査Q6 / 脂漏性皮膚炎診断済み565人ベース / 単一回答

理解度回答率
十分に理解できた20%
ある程度理解できた47%
どちらともいえない20%
あまり理解できなかった8%
まったく理解できなかった3%
わからない2%

「理解できた」(十分+ある程度)は67%。一方、「あまり理解できなかった」「まったく理解できなかった」は合計11%。「どちらともいえない」(20%)を含めると、31%が十分に理解できたとは言えない状態でした。

媒体別の「理解できた」割合

媒体理解できた率
YouTube85.4%
口コミサイト82.9%
SNS(TikTok / Instagram / X)82.4%
ナビサイト・まとめサイト81.1%
家族・友人・知人78.5%
医療系情報サイト78.1%
個人ブログ77.8%
検索エンジン76.8%
医師・病院の公式サイト75.9%

YouTube、SNS、口コミサイトなど「見やすく共感しやすい媒体」ほど理解度が高い一方、セクション4で示したように、それらの媒体を参考にした人ほど悪化傾向が高いという逆説的な結果が得られています。「分かりやすい=正しい」とは限らないことが示唆されます。

理解できなかった理由

本調査Q7 / 565人ベース / 複数回答

理由回答率
自分の症状に当てはまるか判断できなかった26.8%
情報が多すぎて整理できなかった25.0%
具体的に何をすればよいか分からなかった17.9%
情報源によって言っていることが違い、混乱した14.3%
説明が難しく、内容が複雑だった14.3%
専門用語が多く、意味が分からなかった14.3%
前提知識がなく、理解が追いつかなかった12.5%
広告・PRが多く、どこまで信じてよいか分からなかった8.9%

10. 皮膚科での説明に対する評価

本調査Q8 / 脂漏性皮膚炎診断済み565人ベース / 単一回答

評価回答率
とても十分だった19.5%
まあ十分だった40.2%
どちらともいえない19.3%
あまり十分ではなかった11.5%
まったく十分ではなかった3.4%
受診していない6.2%

「あまり十分ではなかった」「まったく十分ではなかった」を合算した14.9%(84人)が、明確に「不十分」と評価した層です。「どちらともいえない」(19.3%)まで含めると34.2%となりますが、これは「十分とは評価しなかった層」であり、積極的に不十分と回答した層とは区別する必要があります。

11. 皮膚科の説明が不十分だった理由

本調査Q9 / 説明が「不十分」と回答した84人ベース / 複数回答

理由回答率
診察時間が短く、十分に聞けなかった27.4%
質問しづらかった(雰囲気/遠慮した)27.4%
何をすべきか(ケアや生活上の注意)が具体的に分からなかった27.4%
病名や原因の説明が少なかった/よく分からなかった26.2%
薬の使い方・使い分けが分からなかった23.8%
再発したときの判断基準(受診の目安、悪化のサイン等)が分からなかった20.2%
症状の見分け方(他の病気との違い)が分からなかった17.9%
自分の生活に合わせた説明が少なかった13.1%
説明が専門的で難しかった8.3%

上位3項目が同率27.4%。診察時間の制約、質問のしづらさ、具体性の欠如という3つの課題が並立しています。これらは、患者が自己判断でケアを始めてしまう背景要因とも考えられます。

12. 受診先送り期間と悪化傾向

スクリーニングSCRQ9 × SCRQ10 / 症状経験者5,527人ベース

自己判断で受診しなかった期間

期間人数割合
受診せず自己判断のまま(現在も未受診)1,121人43%
1週間未満333人13%
1週間〜1か月未満559人21%
1か月〜3か月未満333人13%
3か月〜6か月未満131人5%
6か月以上138人5%

放置期間別の悪化スコア

スコアが高いほど症状悪化の傾向が強いことを示します。

放置期間悪化スコア
6か月以上194.9
1週間〜1か月未満183.0
3か月〜6か月未満173.3
1か月〜3か月未満172.1
1週間未満152.6
受診せず自己判断のまま75.1

6か月以上放置した層の悪化スコアが最も高く(194.9)、受診を先送りにするほど症状をこじらせやすい傾向が示されました。なお、「受診せず自己判断のまま」のスコアが低いのは、比較対象となる医療受診体験がなく、悪化の認識そのものが生まれにくいためと考えられます。

13. 年代別データ

本調査 / 脂漏性皮膚炎診断済み565人ベース

年代人数割合男性女性
20〜29歳124人21.9%88人36人
30〜39歳144人25.5%108人36人
40〜49歳119人21.1%84人35人
50〜59歳98人17.3%65人33人
60歳以上80人14.2%50人30人
平均年齢42.1歳41.7歳43.2歳

30代が最多(25.5%)。性別比は男性7:女性3で設計されています。なお、SNS情報を信じてケアし「悪化した」と回答した層の平均年齢は33.8歳と、全体平均より若い傾向がありました。

引用時の表記ルール

本調査結果を引用・参照する場合は、以下の表記をお願いします。

出典: ワイズ製薬株式会社「脂漏性皮膚炎に関する生活者意識・行動調査」(調査期間: 2025年11月15日〜2026年1月27日、インターネットモニター調査、調査実施: 株式会社DeCoA、スクリーニング: 全国20〜69歳 n=12,183、本調査: 診断済み n=565)

数値を使用する場合は、必ず以下を明記してください。

  • 対象母数(スクリーニング12,183人 / 症状経験者5,527人 / 本調査565人 / ケア経験者453人の別)
  • 複数回答設問であること(該当する場合)
  • 「悪化」等の主観評価は回答者の自己申告に基づくものであること
  • 情報源別の比較は接触者傾向の比較であること

本コンテンツは、脂漏性皮膚炎に関するインターネット調査と回答者の自己申告に基づき作成しています。記載内容は実態把握を目的としたものであり、医学的因果関係を直接証明するものではありません。症状や治療に関する判断は、医療機関での相談を前提としてください。

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