脂漏性皮膚炎とグリセリンの関係性

グリセリンとは

グリセリンは、保湿成分として多くの化粧品やスキンケア製品に配合されている成分です。水分を引き寄せて保持する吸湿性が高く、乾燥した肌にうるおいを与える働きがあります。

グリセリンはアレルギーの報告が少なく、敏感肌の方でも使いやすいため、市販の化粧水、乳液、保湿クリームなど、あらゆるスキンケア製品に含まれています。

脂漏性皮膚炎と
グリセリンの関係性

脂漏性皮膚炎とグリセリンの関係性

脂漏性皮膚炎は、皮脂の過剰分泌によってマラセチア菌が増殖し、炎症を引き起こす皮膚疾患です。

しかし、実際には肌が乾燥している状態であることも多く、保湿を行わなければ症状がなかなか改善しないことがあります。

そのため、グリセリンなどの保湿成分でしっかりと肌をうるおすことで、肌環境を整え、症状の緩和につなげることができます。

保湿効果も安全性も高いグリセリンですが、注意しなければならない点として、過剰な保湿により皮膚表面が常に湿った状態になると、菌の繁殖を助けてしまう環境ができてしまう可能性があることです。そのため、脂漏性皮膚炎の方は「保湿しすぎ」に注意が必要です。
また保湿効果だけに着目してしまうと思わぬ成分が悪影響を与えているケースもあるため、以下の避けた方が良い成分も購入前にチェックしておきましょう。

パラペン

パラベンは防腐剤として使用されますが、脂漏性皮膚炎では皮膚バリア機能が低下しているため刺激となる可能性があります。アレルギー反応や皮膚常在菌バランスへの影響も懸念されるため、症状悪化時はパラベンフリー製品の使用をお勧めします。

アルコール類

アルコールは、頭皮の水分蒸発を促進して乾燥を悪化させます。特にエタノールやイソプロパノールなどの揮発性アルコールは、皮膚の脂質を溶解し、炎症やかゆみを増強させる可能性があるため、症状のある方は低アルコールまたはアルコールフリーの製品を選択することが望ましいです。

油分

脂漏性皮膚炎は皮脂が多く出ている状態なので、シャンプーに含まれる油分は原因菌であるマラセチア菌の更なる増殖を促進し、炎症を悪化させる可能性があります。そのため、低刺激でオイルフリーなシャンプー選択が重要です。

まとめ

グリセリンは保湿力に優れた安全性の高い成分です。
脂漏性皮膚炎のように皮脂や常在菌バランスが関係する疾患には、グリセリンは問題が起こりづらい成分と言えます。そのためスキンケア商品を購入する場合はグリセリン以外の成分にも着目することが重要です。

また保湿しすぎる状態はマラセチア菌が繁殖しやすい環境を整えてしまうため、適切なスキンケアの方法も実践することで効果を実感しやすいでしょう。

効果的なスキンケア方法については、以下の記事に詳細をまとめていますので、ぜひ合わせて確認してみてください。