紫外線と脂漏性皮膚炎の関係性

紫外線と脂漏性皮膚炎の関係性

紫外線は私たちの肌にさまざまな影響を与える紫外線ですが、脂漏性皮膚炎においては「悪化要因」として注意すべき側面があります。

紫外線を浴びると皮脂の分泌量が一時的に増加することがあります。また、分泌された皮脂が酸化されると、肌に刺激を与える過酸化脂質が生じ、マラセチア菌の栄養源となります。これにより、皮膚常在菌のバランスが崩れ、炎症を引き起こしやすい状態になるのです。

また紫外線を浴びすぎることで皮膚のバリア機能が低下し、外部からの刺激に対する防御力が弱まります。その結果、炎症反応が起こりやすくなり、脂漏性皮膚炎の症状が悪化することがあります。とくに顔や頭皮など、紫外線を浴びやすい部位では、症状の再燃リスクが高くなるため注意が必要です。

脂漏性皮膚炎の人におすすめの紫外線対策

脂漏性皮膚炎に悩む方にとって、紫外線との付き合い方は非常に重要です。
紫外線を過剰に避けすぎるとビタミンD不足などのリスクがありますが、一方で無防備な日差しの浴び方は症状の悪化につながることも。

皮膚の状態が不安定なときでも使いやすい紫外線対策を行うことで、皮膚トラブルの予防と症状のコントロールがしやすくなります。

以下で紹介しているポイントを抑えた上で対策を進めて行きましょう。

対策方法

外出時間を工夫する

紫外線量がピークになるのは10時〜14時です。この時間帯の外出をできるだけ避けることで、肌への紫外線ダメージを大きく減らすことができます。
どうしても外出が必要な場合は、日陰を選んで歩く、屋内施設を活用するといった行動が有効です。

衣類によるUV対策

UVカット機能付きの衣類やスカーフ、アームカバーなどを活用するのも有効です。
肌にやさしい素材(綿やシルクなど)を選ぶことで、蒸れやすい部位への負担を減らしつつ紫外線をブロックできます。

肌に優しい日焼け止めを使う

日焼け止めは低刺激で皮膚への負担が少ないものを選ぶことが大切です。とくに「ノンコメドジェニック(毛穴をふさぎにくい)」「アルコールフリー」「無香料」「鉱物油不使用」などの表示がある製品がおすすめです。
SPF値は日常生活では30程度で十分ですが、炎天下での活動がある場合はSPF50・PA++++などの高い防御力を持つ製品を使うのがよいでしょう。

紫外線は外的要因になるので、外面への対策に目が行きがちですが、内面への対策(食事療法など)を行うことで、症状が緩和しやすくなります。
以下に内的な対策方法についても記載しているので、あわせて確認してみてください。

まとめ

紫外線対策は「日焼け止めを塗る」だけで完結するものではありません。

生活リズム・衣類・栄養・行動の工夫を組み合わせることで、より肌に負担をかけずに脂漏性皮膚炎の悪化を防ぐことが可能になります。