脂漏性皮膚炎に罹りやすい職業

職業は直接的な原因ではなく関節的な原因

脂漏性皮膚炎の原因の一つに「皮脂と汗のバランスの乱れ」があり、それを引き起こす要因として、職場環境も大きく関係しています。

ただこの職場環境は直接的な原因ではなく、職場環境からもたらされる”ストレス”が直接的な原因になります。

ストレスと脂漏性皮膚炎の関係については以下の記事をチェックしてみてください。

注意が必要な職業

①ストレスが多い職業

まず、精神的なストレスが強い職業は脂漏性皮膚炎のリスクが高まります。

たとえば、常に納期に追われるエンジニアや、クレーム対応が多いカスタマーサポート職などが該当します。ストレスは自律神経のバランスを乱し、皮脂の分泌を過剰にさせるため、肌環境が悪化しやすくなるのです。

まるで、強いプレッシャーで汗が止まらなくなるように、皮脂腺も過剰に働きはじめてしまうのです。

②夜勤や不規則な勤務がある職業

夜勤のある看護師や介護士、深夜営業の飲食店スタッフなど、不規則な生活を送りがちな職種も注意が必要です。

人間の体は本来、夜にしっかり眠ることで肌の修復や皮脂バランスを整えています。しかし、生活リズムが崩れるとこの自然なリズムが狂い、肌のバリア機能も低下してしまいます。

例えるなら、毎晩時間通りに水やりされていた植物が、ある日から不規則に水を与えられ、弱っていくようなものです。

③高温多湿の環境で勤務する職業

厨房スタッフや工場勤務、屋外作業の多い建設業の方など、高温多湿な環境で働く職業の人も脂漏性皮膚炎にかかりやすい傾向があります。また環境自体が高温多湿ではなくても長時間ヘルメットなどを着用しなければならない職業でも同じことが言えます。

汗と皮脂が混じりやすく、また蒸れによって皮膚の常在菌であるマラセチア(脂漏性皮膚炎の一因)が増殖しやすくなるためです。

これは、風通しの悪い部屋にカビが生えやすくなるのと似たような現象です

もちろん、上記は一般的に罹りやすいとされているだけで、全ての人に当てはまるわけではございません。

脂漏性皮膚炎はストレス以外の要因でも発症してしまうほど難しい皮膚炎であることも念頭に置いたうえで、ご自身の環境を振り返ってみましょう。

対処方法

脂漏性皮膚炎を予防するには、職業に応じて生活習慣や環境を整えることが大切です。たとえば、ストレスを感じやすい職場では、定期的な休憩や気分転換を取り入れること、不規則な勤務ではなるべく決まった時間に睡眠を取るよう意識しましょう。

また、汗をかきやすい現場では、こまめな洗顔や頭皮ケアを習慣づけることが予防につながります。職業を変えることは難しくても、働き方を少し変えるだけで、肌への負担をぐっと減らすことができるのです。

ただし、それ以外の要因で発症している可能性もあるため、症状の部位別に以下の記事も参考にしてみてください。