サリチル酸とは

サリチル酸とは

皮膚表面の皮脂を栄養源としており、皮脂を分解することで皮膚の健康状態を維持する役割を持ちます。しかし、マラセチア菌は皮脂の過剰分泌や高温多湿などの環境が原因で過剰に増殖してしまうことがあります。過剰に増殖すると、後述する脂漏性皮膚炎や癜風(でんぷう)などの皮膚疾患を引き起こす可能性も。

赤ちゃんの場合は過剰な増殖に至りにくいですが、大人の場合は食生活や生活習慣、ストレスなど様々な原因から皮脂の過剰分泌を誘発します。そのため、子ども以上に大人は皮脂の過剰分泌に気を付ける必要があるでしょう。

容的なイメージが強い成分だけど、抗菌作用も認められているから、脂漏性皮膚炎にも効果的!

サリチル酸の効果

サリチル酸には多くの肌改善効果があります。古い角質や皮脂など毛穴の汚れを取り除き、新しい肌(ターンオーバー)をがあります。定期的に使うと、肌のハリが出たり、シワが減ったり、乾燥肌が良くなることも期待できます。

また、ニキビの原因菌を抑えたり、肌の赤みを減らしたり、過剰な皮脂を抑える効果もあります。これらの働きにより、美白効果やシミの改善にもつながると報告されています。

詳細な効果は以下を確認してみてください。

抗菌作用

サリチル酸には殺菌効果があり、ニキビの原因となるアクネ菌や脂漏性皮膚炎の原因となるマラセチアを抑えて肌トラブルを防ぎます。余分な角質を取り除きながら毛穴や頭皮環境を清潔に保つ働きがあります。また炎症を抑えながら肌を清潔に保つことで、なめらかで健康的な肌づくりをサポートします。

抗炎症作用

サリチル酸は、抗炎症作用もあり、炎症の原因となる物質の働きを抑えます。
そのため、赤く腫れたニキビや敏感肌の炎症を穏やかに和らげる効果があります。ただし、濃度が高いと逆に肌への刺激になることもあるので、自分の肌に合った濃度を選ぶことが大切です。

ピーリング効果

サリチル酸には肌の表面の古い角質を溶かす成分が含まれています。
溶かすと聞くと危ないイメージがありますが、肌トラブルになる古い角質を溶かすので危険性は低いです。
結果、くすみやニキビ跡の改善に効果があります。
※濃度によって危険性が変わります。

皮脂分泌の抑制

サリチル酸には、皮脂分泌を適切に抑制する効果があります。
皮膚表面の余分な油分を減少させる作用があります。特に額や鼻など脂っぽくなりやすい部分の皮脂を抑え、毛穴の詰まりや肌のテカリを防ぎます。

サリチル酸の安全性と副作用について

サリチル酸の安全性と
副作用について

サリチル酸は適切に使用すれば安全性が高い成分ですが、いくつかの副作用も存在します。
特に注視したいのは、配合濃度です。低濃度(0.5~2%)は穏やかな効果で敏感肌にも適しています。一方、高濃度(10~30%)は医療機関でのケミカルピーリングやニキビ治療などで使用されますが、濃度が高いほど、副作用が出やすくなります。
出典:いわゆる薬用化粧品中の有効成分リストについて

日本では医薬品以外の商品には配合できる濃度は2%と上限が定められています。安全性が高い成分だけど、人によっては以下の副作用が見られるケースがあります。

アレルギー反応

食欲不振・吐き気